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なるほど!印刷用語集

A~Z0~9

■ Acrobat(アクロバット)
Windows・Macintosh・UNIXといった異なるOS、あるいはインストールされているフォントが異なる環境でも、レイアウトを保ったまま文書のやり取りを行うことができるソフトウェア。アドビシステムズ社がPostScriptをもとに開発した。PDF(Portable Document Format)形式のファイルを使用する。拡張子は .pdf。

■ B判(ビーばん)
正しくは「B列本判」という。仕上がり寸法ではなくJIS P 0202で制定されているB系列の枚葉紙の標準原紙(765×1085mm)である。国際規格。

■ CD-R(シーディーアール)[CD-Recordable]
CD-ROMにデータ書き込みを行う装置のこと。

■ CD-ROM(シーディーロム)[Compact Disc Read Only Memory]
コンパクトディスクを利用した記憶媒体。容量は650MB。ROMのため読み出し専用データの保存方法としては安定している。

■ CD-RW(シーディーアールダブリュ、シーディーリライタブル)[CD-ReWritable]
CD-Rの書き換えが可能な規格。

■ CTP(シーティーピー)[Computer To Plate]
フィルム作成という従来の手順を抜きにしてDTPのデータからダイレクトに印刷用版を作成してから印刷する方式。オンデマンド方式の印刷はこれである。

■ DDCP(ディーディーシーピー)[Direct Digital Color Proofing]
DTPのデータから校正刷りを出力するシステム。コンピュータに直結した方式であるため、フィルムや刷版は不要だが、コストが高く、枚数の多い場合は不利である。

■ DIC(ディック)
大日本インキ化学工業社の印刷インキの名称。

■ dpi(ディーピーアイ)[dot per inch]
点の細かさを表す数値の単位。1インチの長さに点がいくつ入るかを示す。解像度が高いということは、点の数が1インチの中に多いということ。

■ DTP(ディーティーピー)[Desk Top Publishing]
デスクトップパブリッシング。パソコンを使って出版物を作成すること。卓上出版と訳される。文字や図版の入力から始まって、ページ全体のレイアウトから印刷の前段階(Prepress)のまで含まれる。そのため、Desk Top Prepressの略で使われることもある。

■ FMスクリーニング(エフエムすくりーにんぐ)[Frequency Modulation Screening]
色や明るさを網点の大小で表す従来方式の製版フィルムとは異なり、網点の詰まり具合で表現する方法。小さな網点を暗い部分には多く、明るい部分には少なく配置する。モアレが発生しない、グラデーションの再現性が高いなどの長所がある。

■ FMスクリーン
高精細な再現に優れた印刷技法です。モアレが発生しづらく、シャープさを損なうことなく印刷されます。

■ FTP(エフティーピー)[File Transfer Protocol]
ファイル転送プロトコル。TCP/IPを利用したネットワーク上でファイルをやり取りする方法。FTPサーバーに対して、データをアップロードするか、FTPサーバーからダウンロードするという形で転送を行う。

■ GIF(ジフ)[Graphics Interchange Format]
画像を圧縮することができるため、インターネットのWebページでよく使われる画像形式。アニメーションを表示することもできる。拡張子は .gif。

■ JPEG(ジェイペグ)[Joint Photographics Exprets Group]
静止画圧縮のための国際標準方式、あるいはこの方式で圧縮された画像ファイル。人間の視覚特性を利用して、画像の劣化を目立ちにくいように圧縮することができる。Webやデジタルカメラなど、幅広く利用されている。

■ K版(ケーはん)
Bk版・BL版のこと。DTPの分野ではこの言い方がよく使われる。

■ Mac バイナリ方式(マックばいなりけいしき)[MacBinary]
Macintoshのファイルを転送するときに使われるファイル形式。ファイルタイプやクリエイター情報を含んだ形で、ファイルの転送を行うことができる。

■ OCFフォント(オーシーエフふぉんと)[Original Composite Format font]
欧文フォントの仕組みを使って日本語PostScriptフォントを動かすための仕組みの1つ。欧文フォントは1つのフォントに256文字までしか登録できないため、最小でも約7000文字が必要な日本語フォントを欧文フォントの枠組みで作るのであれば、256文字のフォントをたくさん用意して1つのフォントに見せかける必要がある。この仕組みで作られたフォントの呼び名。日本語PostScriptフォントはすべてこの仕様で作られていたが、容量が大きい、文字を追加することが困難などのデメリットが多く、それらを改善できるCIDフォントへと切り替わりつつある。コンポジットフォント。

■ OCRフォント(オーシーアールふぉんと)[Optical Character Reader font]
スキャナ読み取り用に作られたフォント。商品バーコードと一緒に使われることが多い。

■ OpenTypeフォント(オープンタイプふぉんと)
フォントフォーマットの1つ。アドビシステムズ社とマイクロソフト社が共同で開発し1996年に発表したフォントフォーマット。PostScriptフォントとTrueTypeフォントを統合することで、フォントのクロスプラットフォーム化が可能になっている。従来のPostScript日本語フォントのように、出力機側にプリンタフォントを用意する必要がなく、パソコン側からアウトラインデータを送って出力する。また、字形の数を増やすことができる。Mac OS X 10.1では、約20000字に対応したOpenTypeフォント版のヒラギノが標準でインストールされている。Mac OS 8.1~9では、ATM4.6.1を使うことでOpenTypeフォントが使用可能になる。

■ Pantone(パントーン)
アメリカのパントーン社の印刷インキの名称。特色インキやプロセスカラーを使用したカラーデータベースは、Photoshop、Illustratorなどの主要グラフィックソフトに搭載されている。

■ PDF(ピーディーエフ)[Portable Document Format]
アドビシステムズ社のAcrobatで使われるファイル形式。OSやインストールされているフォントなどにかかわらず、文書や写真のレイアウトを保ったまま開くことができる。無償で配布されているAcrobat Readerで内容を確認することができる。

■ Quark XTension(クォークエクステンション)
QuarkXPressに特別な機能を追加するアドオンソフトウェア。代表的なものに、日本語の文字詰めや、テキストや画像の自動流し込みを実現するものなどがある。バージョン4.0ではXTensionマネージャが搭載され、QuarkXPressに読み込むXTensionをダイアログで管理できるようになっている。

■ RGB(アールジービー)[Red, Green, Blue]
光の3原色のことで、RはRed、GはGreen、BはBlueの頭文字。テレビやパソコンのモニタの色はこの3色の混ぜ合わさった光でできている。

■ RIP(リップ)[Raster Image Processor]
数式で記述されたPostScriptデータを解読し、それに基づいてビットマップ画像(Raster Image=走査線イメージ)として展開(Process)し、そのデータを出力機に送るソフトウェアやハードウェア。プリンタやイメージセッタに組み込まれたハードウェアRIPと、パソコン側で処理するソフトウェアRIPの2種類がある。

■ SCSI(スカジー)[Small Comuputer System Interface]
ANSIが規定したコンピュータとハードディスクを含む周辺機器接続のためのインターフェイス。光磁気ディスクやCD-ROMなど合計7台の機器の接続が可能。接続にはSCSI用インターフェイス・ボードからID番号を振り分ける。さらに高速転送を可能にしたSCSI-2、16台までの接続を可能にするSCSI-3が開発されている。また、TCP/IPに対応させたiSCSI(アイスカジー、Internet SCSI)も登場している。

■ SDメモリカード(エスディかーど)
松下電器産業、東芝、サンディスクの3社が共同開発したメモリカード、著作権保護機能やプロテクトスイッチを備えている。シーメンスとサンディスクの2社が共同開発したメモリカードである「マルチメディアカード」(MultiMediaCard)との互換性もあり、デジタルカメラ以外に、ビデオカメラやオーディオプレイヤーなどの記録媒体にもなる。

■ TIFF(ティフ)[Tagged Image File Format]
白黒階調およびカラーの画像データを保存するためのファイルフォーマット。ドットで表現した画像データを保存する。イメージを扱うソフトでは標準的なフォーマット。

■ TOYO(トーヨー)
東洋インキ製造社の印刷インキの名称。

■ TrueType(トゥルータイプ)
MacintoshやWindowsのシステムで採用しているアウトラインフォントできれいなモニタ表示やプリンタ出力ができる。TrueTypeフォントの開発当初はPostScriptプリンタでの高解像度出力が不可能であったが、現在のMacintosh環境では、Mac OS 8.1以降のTrueType Booster機能拡張やLaserWriter8のver.8.6以降を使うことで可能となっている。

■ Type 1フォント(タイプワンふぉんと)[Type 1 font]
アドビシステムズ社が開発したフォントフォーマットの1つ。PostScriptフォントは「Type+番号」の名前が付けられていて何種類か存在する。中でもType 1がPostScriptフォントの標準であり、同時にDTPの世界標準フォーマットになっていて、30,000種類以上のType 1フォントが存在している。Type 1は、文字を小さくしたり、低解像度のプリンタで出力したりしても文字の形が損なわれない。フォントデータの中には、ヒントと呼ばれる文字を構成する線の太さや位置の情報が書き込まれていて、その情報を使って、PostScriptプリンタのRIPやAdobe Type Managerが任意の解像度に合わせた的確なラスタライズ処理を行う。

■ Type 3フォント(タイプスリーふぉんと)[Type 3 font]
アドビシステムズ社が開発したフォントフォーマットの1つ。PostScriptフォントは「Type+番号」の名前が付けられていて何種類か存在する。当初、Type 1フォントのフォントフォーマットが非公開だったため、誰でもフォントを作ることができるユーザー定義フォントとしてType 3フォントが公開された。その後、Type 1フォントが公開されたため、存在意義が失われた。Type 3フォントにヒントは含まれず、ATMにも非対応である。

■ ViewFont(ビューフォント)
モリサワ社が発売するWindows用CIDフォント。Macintosh版のモリサワフォントと同じ書体のWindows版だが、文字の設計が50メッシュ換算の低解像度で作られているため、モニタ表示用として使用する。ViewFontの文字をきれいにプリントアウトするためには、CIDフォントが搭載されたPostScriptプリンタが必要であり、直接プリントアウトすると粗い解像度でしか出力できない。

■ ZIP(ジップ)
1→米アイオメガ社が開発した磁気ディスク。100MBまたは250MBの容量を持ち、高速なデータ転送時間性能を持っている。2→WindowsとMacintosh環境でデータを圧縮して交換をするときに広く用いられる形式。インターネットで多く見かける。


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■ 4つ折り(よつおり)
刷本を2回折り、8ページにする折り。

■ 15度モアレ(じゅうごどもあれ)
2つの網(スクリーン)を15度違いに重ねた時にできるモアレの形状。丸い斑点模様に見える。カラー分解ではインクの強さの関係で目立ちにくい黄色を他と15度違いに設定して対処することが多いが、原稿によっては目立つこともあるので注意する。


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