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なるほど!印刷用語集

A~Z0~9

アウトライン化(あうとらいんか) [create outlines]
Illustratorなどのロー系ソフトで、フォントを使って入力した文字部分をパスに変換すること。文字の輪郭をパスに変換して図形化することで、フォントをしようせずに文字部分の表示や出力が可能となる。また、線を変換して、その幅を輪郭で作られた図形に変換することもアウトライン化と呼ぶ。

アウトライン・フォント [outline font]
文字の輪郭となる直線や曲線を数式で定義したフォントのこと。その中を塗ることで文字を表現する。文字の拡大・縮小が自由にでき、きれいな出力ができる。

アステリクス [asterisk]
約物の1つ(*)。注釈文の合い印として使われることが多い。コンピュータの乗算では×の代わりに使うこともある。アステ。スター。星標。星印。

色かぶり(いろかぶり)
カラー原稿を印刷物にした結果、原稿本来の色調に対して、一定の色がかかって赤みが強く出たり黄色味が強く出たりする状態。

埋め込み画像(うめこみがぞう)
Illustratorのドキュメント上に、リンク設定をせずに配置する外部の画像データのこと。ビットマップ画像を埋め込むとそのピクセルデータの内容が含まれるため、ドキュメント保存時のファイルサイズが、リンク設定で配置したドキュメントよりも大きくなる。長所としては、外部に置かれたオリジナルの画像データが不要となるため管理がしやすい、Illustrator上でビットマップ画像としてのフィルタ処理ができること。

エンボス [enbossing]
(1)浮き上げ・浮き出しともいう。紙に浮き出し模様を作ること。雌型(凹)と雄型(凸)との間に紙を差し込み圧力を加え、浮き出し模様を作る特殊加工。ホットエンボスとコールドエンボスごに分けられる。
(2)Photoshopなどで、文字や画像などのエッジを凹凸させ立体的に見せる機能。Photoshopのフィルタメニューにある。

大扉(おおとびら) [title page]
書籍の題名、著者・訳者名、出版社名などを明記し、巻頭に乗せる表題紙。本扉。タイトルページ。

送り(おくり)
文字の基準点から次の文字基準点までの距離、移動量。字送り。行送りを行うこと。

起こし(おこし)
編・章などの単位で新たにページ組みを始めること。奇数ページから組み始めることを「奇数ページ起こし・改丁」といい、奇数・偶数にかかわりなくページを改めて組むことを「改ページ・別ページ起こし」という。

オーバープリント
製版指定の一種で、具体的には「他の版に対して色を乗せる」指定のことをいいます。


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改行(かいぎょう)
1つのセンテンスが終わり。次の文章を新たな行から始めること。改行は1字下げにするのが普通。行替え。

外字(がいじ)
パソコン・ワープロなどで、JIS第一水準、第二水準に含まれていない文字や記号をいう。写植では、いわゆる旧字・正字とよばれる三級・四級に属する漢字である。

改行(かいぎょう)
1つのセンテンスが終わり。次の文章を新たな行から始めること。改行は1字下げにするのが普通。行替え。

楷書体(かいしょたい)
漢字の書体の1つ。隷書から変化した書体で字形がほぼ方形になっている。漢字の構造としてもっとも近いものは清朝体(せいちょうたい)・教科書体・正楷書体である。真書。正書。

解像度(かいぞうど)[resolution]
画像における細部の表現能力をいう。ディスプレイではドット単位で示すことが多い。プリンタやスキャナの場合、1インチあたり何個の点を打つことが可能か、何個のデータを読み込むことができるかを表すdpi(dot per inch)という単位で解像度を計る。印刷する場合、スクリーン線数の倍の解像度が目安とされている。スクリーン線数×2×原稿拡大倍数(印刷寸法÷原稿寸法)=入力解像度(dpi)。

改段(かいだん)
段組みで最後に見出しになった場合、次の新しい段から組み始めること。段替え。

階調(かいちょう)[gradation]
画像などで明るい所と暗い所、その中間の明るさといった連続した濃淡がある状態。グラデーション。濃度が連続的に変化している原稿は階調原稿と呼ばれる。

寒色
緑や青色といった冷たい印象を与える色のことをいいます。

菊版(きくばん)
日本の伝統的サイズで、JIS P 0202で決められている原紙寸法(636×939mm)。もしくは書籍の規格外寸法(152×218mm)。

高解像度(こうかいぞうど)[high resolution]
印刷用の画像データで、印刷再現に十分な画像解像度のこと。通常、印刷線数×2倍の解像度が必要。たとえば、175線の印刷物なら350dpiの解像度が必要になる。高解像度のままのデータを使って制作した場合、データが重くなり、作業スピードが落ちるため、デザイン段階では低解像度で作業を行う場合もある。

互換性(ごかんせい)[compatibility]
コンピュータで異なるハードウェア間であっても共通のソフトが使用できること。または、異なるソフトであっても共通のファイルが扱えることなどを指す。

コーポレートカラー[corporate color]
企業イメージを高める目的で、自社の使用する色を特定の固有色にすること。


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仕上がり
実際の印刷物ができあがるサイズのことをいいます。

字詰め(じづめ)
1行に収容される文字数。和文ベタ組みの場合、文字の大きさが正方形(仮想ボディ)であることから、1行何文字と指定ができるが、ツメ組みでは個々の文字幅に合わせていくため字数は一定しない。欧文も同様である。

スクリーン線数(スクリーンせんすう)[screen ruling]
網点の細かさを表す単位で、1インチ(約25.4mm)を基準単位としてその中に1列状(線状)に並んだ網点が何個あるかをいう。同じ濃度で比べた時、線数が多いほど網点1つの大きさは小さくなり単位面積あたりの個数は増える。線数が多いほど画像のディテールは鮮明になり元となった原稿の階調に近づくが、半面、印刷条件によってはドットゲイン(網点のつぶれ)が起きやすくなる。線数は印刷の方式、用紙、機械の精度、印刷物の用途や目的によって選択される。新聞(更紙)は65~100線、雑誌(上質・コート・アート紙)は133~175線、高級印刷物(特アート紙など)は200線以上がよく使われる。網点線数。


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断ち
仕上がりサイズに断裁することを断ちといいます。

断ち落とし
一般的な印刷用のデータは仕上がりサイズよりも約3mm大きく制作します。この3mmを「断ち落とし」といいます。

ダブルトーン[double tone]
同一原稿から調子の異なる2種類の版を作り、それぞれ異なった、あるいは同じ色のインキで印刷する方法。元々はモノクロ写真を墨1色で再現した時の弱点(コクがなく、軽くフラットな感じなど)を補うための方法。カラー原稿からでも可能である。2色印刷とは別のもの。デュオトーン。

暖色(だんしょく)[warm color]
赤・橙・黄色などのように、見る者が暖かく感じる色。温色。←→寒色

地(ち)[bottom]
印刷物や図版類などの下部、下辺。

地袋(ちぶくろ)
縦組み右綴じの本の折りで、地が袋状になっているもの。←→天袋

丁(ちょう)
印刷物の紙葉を数える単位で、表裏2ページ1枚を1丁とする。

長体(ちょうたい)
天地の大きさは変わらず、文字幅を縮小した変形文字。手動写植では特殊レンズにより光学的に処理される。1番から4番まであり、それぞれ10%、20%、30%、40%の縮小率で「長(ちょう)1・長2」などと表す。DTPでは、使用文字サイズに対して1%単位で変形ができる。

ツインカラー[twin color]
カラー原稿を2色に色分解し、特色のグリーンとレッドやブルーとレッドなどで刷り重ねることで、4色カラーに近い雰囲気を出す印刷方式。通常はカラー分解されるC版とM版だけを抜き出して使用することが多い。印刷コストが安く済むので軽印刷、チラシなどでよく使われる。疑似カラー印刷。2色製版。

束(つか)[bulk]
(1)表紙や装丁を除いた本の中身の厚さ。表紙を含めていう場合もある。(2)用紙の嵩。同じ重さの紙でもラフな紙では厚くなる。

低解像度(ていかいぞうど)[low resolution]
DTP組版の画像処理の際、実データそのままでは重くなりスピードが落ちるため、実データを小さく(72dpi)して制作する。APRの場合は、EPS保存した画像をPSImage Exporterを使い低解像度データを作る。出力の際には高解像度のデータとすり替えるが、各出力機メーカーによってシステムが異なる。←→高解像度


印刷物の上部分のことをいいます。

特色(スポットカラー)
CMYK(プロセスカラー)の4色では表現するのが困難な色、インク製造会社の指定色など、特殊な色のことをいいます。

ドット[dot]
従来製版では網点と同じ意味で、階調を表現するための小さな点のこと。スクエア・ラウンド・チェーンなどさまざまな形状がある。DTPの世界では網点を形づくる個々のピクセルの意味として使われる。この場合、従来製版でいうドットはハーフトーン(ピクセルの集合体)のことになる。

ドットエッチング[dot etching]
ポジ原版や処理済みフィルムの絵柄部分を減力液を用いて水洗いすることにより、網点面積率を縮小して明るく(薄く)する方法。再分解や作り直しをせずに色調を修正できるが、網点を傷つけやすいうえ、修正範囲も数%程度なので、色調を整える程度に使われる。平網の部分には用いない。一般に「洗う」という。

ドットゲイン[dot gain]
印刷時に網点がつぶれて太くなる現象。原因として紙、インキ、網の線数のほか、印刷時の機械や環境の状態などが挙げられる。一般的に本機(本番の印刷機)は校正機に比べて点太り量が多くなる。

ドブ[joint]
面付け印刷物の製版線と仕上がり線の間の細長い裁ち落とし部分の俗称。本来はページ物印刷で折られて袋状になった部分の仕上げ裁ちで断裁された部分。裁ち代。

トンボ
断裁の位置や、多色刷りの見当合わせのために印刷する印のことをいいます。
トリムマークともいいます。


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中綴じ(なかとじ)[saddle stiching]
表紙と本文とをいっしょに丁合いし、2つ折りになった背の部分を、表紙の側から真ん中の見開きページにかけて、針金または糸で綴じる並製本の一様式。週刊誌・パンフレットに多い。サドルステッチ。くらかけ。

のど/ノド[gutter]
書籍や雑誌の綴じ目の側。

ノンブル[nombre]
書籍・雑誌の各ページの順序を示す番号。慣例として、縦組みは漢数字またはアラビア数字を使い、横組みではアラビア数字のみを使う。特に横組みでは前付けのページはローマ数字を、後付けのページは本文と異なる書体(イタリックなど)を使って区別する場合がある。ページ番号。


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版(はん)[plate]
1→印刷の際、インキを紙に移すときの元となるもの。版は印刷要素の中でも重要であり、凸版とか、凹版などの呼称は、版の形状からきている。代表的なものとして凸版・凹版、平版、孔版などがある。2→同一のフィルムなどを用いて印刷された書籍で1版で何回か刷りが行われる場合に、第1版第3刷などという。さらに、同一著作物が組み方・版型・装丁などを変えて発行(改版)される場合は、版の数字を増加して表す。

半裁(はんさい)
全紙を半分に断ち切ったもの。A半裁とはA全判の1/2でA2判となる。

版ズレ(はんずれ)
2色刷り以上の印刷の場合に各色の見当がずれて印刷されること。製版時の要因と、印刷時での要因とがある。

版面(はんづら)
1→本の1ページの中で、本文が組まれる部分。柱やノンブルは版面の外側に付ける。2→製版では、角トンボによって指示される製版線までをいう。はんめん。

表1(ひょういち)
前表紙の外側。

表2(ひょうに)
前表紙の内側。中身と接する部分。

表3(ひょうさん)
後ろ表紙の内側。中身と接する部分。

表4(ひょうよん)
後ろ表紙の外側。

表組み(ひょうぐみ)[list]
縦横に罫線を使用し、数字・文字を組み入れた組版。集計表やデータ表などの組物の総称。表組みを入れる場所の指定のない場合は、写真などと同様に小口側に入れるのが慣例である。

平綴じ(ひらとじ)[side stitching]
仮製本(並製本)の綴じ方の1つ。丁合した後、ノドに近い部分を、針金で綴じる方法。本の開き具合は良くない。

ピンホール
原稿の汚れやチリなどが原因で小さくインクのつかなかった針の先で突いたようなごく小さな白い点のことをいいます。

フォーマット[format]
1→文字処理やデザイン処理の形式を定めたもの。2→磁気ディスクの記憶形式。

ブリード[bleed]
1→印刷インキの顔料が溶剤・水・油脂などに溶け、印刷中あるいは印刷後に色がにじむこと。2→QuarkXPressやPageMakerでは、断ち落とし分のことをいう。

プリフライト[priflight]
DTP用のデータを出力する前や印刷所などに出稿する前にデータに不備がないかをチェックすること。InDesignでは【ファイル】→【プリフライト】を選択することでデータの不備をチェックすることができる。プリフライトチェックともいう。

プリプレスシステム[prepress system]
印刷用の版を作るまでの編集・デザイン・文字組版・版下・写真製版・刷版などの工程の総称。エレクトロニクスの進化によって、コンピュータを駆使した多機能処理が可能になり、印刷業界では第四の波とまでいわれ、革命的な変貌を遂げつつある。

プロセスカラー[process color]
色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)にブラック(K)を加えた4色をいう。CMYの混合では実際には純粋なブラックが再現できない。

プロファイル [profiles]
スキャナやモニタ、プリンタのような入出力デバイスの特性を記述したファイルで、カラーマッチング時に使用する。

ヘアライン
非常に細かい線のことを指しますが、印刷業界ではIllustratorなどでトラブルの原因になりやすい「印刷されない線」のことをいいます。※0.2ポイント以上の線幅を推奨値としています。

平体(へいたい)
変形文字の一種。左右の幅はそのまま、天地のみを縮小した文字。手動写植では特殊レンズにより光学的に処理される。1番から4番まであり、それぞれ10%・20%・30%・40%の縮小率で、「平(ひら)1・平2」などと表す。DTPでは使用文字サイズに対して1%単位で変形ができる。新聞書体はもとより偏平に設計されており、平体ではない。→長体

変形(へんけい)
写植文字で特殊レンズにより形を変えたものをいう。通常の文字である「正体」を細長くした「長体」、偏平にした「平体」、左右いずれかに傾けた「斜体」などがある。変形させる度合いによって、それぞれ1番~4番があり、計48種のバリエーションを作ることができる。→長体、平体

ポイント[point]
活字の大きさを示す単位。DTPにおける文字サイズの単位。アメリカンポイント(アメリカ)とディドーポイント(ヨーロッパ)があり、日本ではアメリカ式を採用。1886年ナイアガラに集まった全米活字業者会議で、マッケラ社のパイカ活字の1/12を1ポイントと決めた。1ポイント=0.013837インチ=0.35146mmである。日本の正式規格は1962年で、JIS規格では1ポイント=0.3514mmとしている。パソコン・ワープロで使われるのは1ポイント=0.3528mm。略して、ポ・p・ptなど記す。

ポジ[positive film]
画像の明暗や色が見た目と同じに見えるフィルムのこと。陽画。オフセット印刷のフィルム原版はポジがほとんど。(対)ネガ→カラーポジフィルム

補色(ほしょく)[complementary color]
赤と青緑、青と橙などのように、色相環で対向の位置にある色。そのうち、混ぜ合わせると無彩色になるものを物理補色といい、ある色をじっと見たあと白い面に目を移した時に現れるものを心理補色という。

補正(ほせい)
スキャナで原稿を分解する際に、印刷物になった時のインクの特性や網点による階調再現の限界などを考えてさまざまな補正を加えること。色補正や階調補正、シャープネスのコントロールなどがこれにあたる。色補正。

ポップ[pop]
ポスターやディスプレイなどによる店頭広告などのツールを指す。販売促進に直結したツールであるためインパクトが強く、好感度の高いものが要求される。そのデザインは平面のみではなく、立体物も多い。ポップアートとまぎらわしいために「ピーオーピー」と呼ぶ場合もある。

本文(ほんぶん、ほんもん)[text]
文書や書物などの本体を構成する部分。また、よりどころとするもとの文章。書籍などの構成では、前付け・後付け・付録などを除いた根幹をなすページの部分を指す。


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巻き折り(まきおり)[parallel folding]
刷本の折り方の1つ。一定の幅で巻きながら折る方法。小型事典などの薄い紙を使う場合に行われる。平行折り。

巻取紙(まきとりし)[machine made paper]
輪転印刷機で使われる長巻紙。所用の幅と直径に巻き取られ、連続した紙。

膜面(まくめん)[emulsion]
写真用のフィルムの感光する側。感光剤として各種の乳剤が塗布してある。製版用フィルムも同様で、現像後に網点などが残るのも膜面側であり、取り扱いに注意が必要となる。裏側をベース面という。乳剤面。

増刷り(ましずり)
印刷した予定販売数が終了した後で更に必要になった時、再び印刷すること。

マゼンタ[magenta]
プロセスインキの紅(あか)。M版。→紅版(あかはん)

見返し(みかえし)[end paper]
書籍の中身と表紙をつなぐ目的で、表紙の裏側に貼る紙。本文用よりも丈夫な紙を使う。前表紙に付ける前見返しと、後表紙に付ける後見返しとがある。大型本では強度不足を解消するために、巻き見返し・継ぎ見返しなどの補強が行われる。

右揃え[flash right]
欧文・横組みで、行末・右揃えで行頭を不揃いにする組み方。行末を単語の切れめで切り、語間のスペースを一定にする。フラッシュライト。ラギットレフト。

右綴じ(みぎとじ)
右側で綴じられた本文縦組みの本。右開き。

ミシン
伝票類やとじ込み葉書など、紙片を切り離すために入れる点線状の切り込みを入れること。またはその機械。印刷時に入れる刷りミシン、製本加工の際に入れるスロットミシン・ラインミシンなどがある。

溝(みぞ)[groove]
本製本の厚表紙の平と背の境に付けられた溝。表紙の開き具合をよくするために付けられる。溝付き。

見開き(みひらき)
書籍・雑誌などを開いた状態において、偶数・奇数の両ページをセットにしていう言葉。

見開きページ
1→「見開き」と同義語。2→写真やイラストなどが、本を開いた左右のページにわたって印刷されている状態をいう。写真やイラストなどが左右のページに分割されるため、製版・印刷時に位置を合わせ、色再現についても合致させなくてはならない。なお、「見開き対向」といった場合は、面付けする時に向かい合うページどうしのことをいう。

明朝体(みんちょうたい)
和文書体の主要書体。縦線は太く、横線は細い、さらに終筆に「うろこ」という三角のセリフが付いた書体である。江戸中期に明朝体の骨格ができていたといわれ、当時は縦横の線の太さの区別は少なかった。中国では宋体と呼ばれ、日本には16世紀半ば、明の時代に伝えられた。現在の書体は縦横の線の太さが異なっているが、明治以降活字をつくる際にローマン体に準じたものといわれる。

無線綴じ(むせんとじ)[perfect binding
折丁を接着剤(ホットメルト)だけで結合する綴じ方。丁合い後、背の部分を裁ち落とし、その切断面を引っ掻いて粗面とし、接着剤を塗布して接合する方式。電話帳をはじめとして大量生産が可能であることから広く使われている。網代綴じも無線綴じの一種だが、背の部分は裁ち落とされないので混同しないよう注意が必要。パーフェクトバインディング。

明度(めいど)[lightness]
色相、彩度とともに色の3属性の1つで、物体表面の反射率の高低によって決める。

面付け(めんつけ)
印刷物を折り加工した時、ページが順に正しく揃うよう、一定の方式で版下を配列すること。版下では面台紙に貼り込まれ、製版ではフィルムにセットし、DTPではデータ上で配列する。本文縦組みと横組み(本文縦組み=地合わせ、横組み=天合わせ)、また折りの方式などによって配列式が異なる。

モアレ[moire]
モワレともいい、moireというフランス語からきている。規則的なパターンで作られた点や線が2つ以上重なった時に発生する縞模様のこと。4色印刷の場合網点によるモアレを目立たなくするためにスクリーン角度を15゜、45゜、75゜の30゜違いにCMKを配置し、色として目立ちにくいYを他と15゜違いにして製版することが多い。また印刷物を原稿にする(刷り物分解)と、モアレが発生しやすい。なお30゜違いの時に発生するパターンはロゼッタと呼ばれ、モアレとは区別される。→ロゼッタ、口絵(色の校正)

網点
印刷物の濃淡を表現するための小さな点のことをいいます。オフセット印刷の印刷物はすべてこの網点によって再現されています。

文字ツメ
Indesignで和文文字の文字間を詰めるための機能。【文字】パレットの【文字ツメ】で0~100%の間で設定し、100%に設定しても隣り合った文字が重なることはない。

文字化け(もじばけ)
文字データの出力で、別のフォントに置き換わって出力されたり、出力機に登録されていない外字が一定のマークに代わって出力されること。これを回避するには、必要なフォントや外字をあらかじめ使用しているマシンやプリンタにインストールしておく必要がある。

モリサワフォント
写植機と写植書体のメーカーでもあるモリサワ社が発売するデジタルフォント。モリサワフォントはMacintosh DTP業界の標準フォント。アドビシステムズ社とライセンス契約を結んで作られたPostScriptプリンタには、モリサワフォントが搭載されていることが多い。


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焼き込み(やきこみ)[baking]
ネガやポジからフィルムや印画紙などの感材に露光する時、元の濃度よりも意図的に濃く、または薄く仕上げるため、露光時間を通常より多めにすること。製版では網点の大きさを太らせるか細らせるかということになる。また、フィルム面付けなどで1枚のポジ原版にするために別々のネガ版から1つのフィルムにまとめることをいう場合もある。

焼き付け(やきつけ)[printing]
感材版材や印画紙などに原版を密着あるいは投影して露光し、画像などを表すこと。

焼き度(やきど)
写真平版製版において露光した場合の焼き付けの度合い。適宜な露光量を知るためにはステップタブレット(焼度スケール)などを使って濃度測定を行う。ポジタイプでは露光不足の場合、分解不足による汚れ・つぶれなどの原因となり、露光オーバーでは網点や線の細りの原因となる。ネガタイプではポジの逆となる。適正な露光量は通常校正版として焼度スケールの濃度0.50~0.65、本機用として濃度0.65~0.80程度が適正とされているが、感材や印刷条件などによって、かなりの差異がある。

焼く(やく)
フィルムや印画紙などに感光させることをいう。集版では返しや露光と同じ意味で使われる。

ヤレ(破れ)
印刷で、刷り損なった紙のことをいいます。損紙(そんし)、ヤレ紙ともいいます。

有機顔料(ゆうきがんりょう)
天然または合成有機色素で不溶性の着色料。無機顔料と比べ、色鮮やかで着色力にすぐれているが、熱・光・溶剤に弱いという欠点がある。印刷用インキにもっとも多く使われている顔料である。

要校正(ようこうせい)
再校、三校を要求する言葉。

要再校(ようさいこう)
初校の校正刷りに書き込まれる校正用語。2回目の校正紙の提出を要求するときに使われる。要再。

用紙(ようし)
一定の使用目的にそって、かなうように作られた紙。

横組み(よこぐみ)[horizintal composition]
横に文字を並べる組み方。和文の場合、漢文の影響で横組みという概念がなく、昭和に入ってから政府の主導で進められた。左から文字を並べていくのは戦後になってからである。(対)縦組み

横綴じ(よことじ)
縦よりも横に長い本。紙の目の関係で印刷時の版の掛け方が違うので注意が必要。

汚れ(よごれ)
印刷時に発生するインキ汚れ。刷版にインキと水(湿し水)を付けるオフセット印刷では、この2つのバランスがくずれると発生しやすい。バランスのくずれから起きる浮き汚れ、水が足りなくて起こる地汚れがある。

要再校(ようさいこう)
初校の校正刷りに書き込まれる校正用語。2回目の校正紙の提出を要求するときに使われる。要再

余丁(よちょう)
製本完了後に余った折丁。余り丁。

余白(よはく)
書籍・雑誌などのページ面で、印刷された面(版面)を除く、天・地・ノド・小口の空白部分。マージン。


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落丁(らくちょう)[missing pages]
1冊の本の中で、ある折丁が抜け落ちていること。1折16ページないし8ページ単位で抜ける。丁合いでの取り落とし、または貼り込み落ちなどが原因である。→乱丁

螺旋綴じ(らせんとじ)
表紙と中身をすべて枚葉とし、綴じ目の方に多数穴を一列に開け、その穴に螺旋状の針金・プラスチックなどを表紙の上から通して綴じる方法。アルバム・スケッチブック・ノート・カレンダーなどで使われる様式。

ラミネート紙[laminated paper]
2枚以上の紙を貼り合わせたもの。希望の厚みや表面にするために行われ、貼り合わせる素材は紙質の同種・異種に限られない。また、プラスチックフィルムや箔を貼ったもの。貼り合わせ紙。

乱丁(らんちょう)[missing pages]
1冊の本で折丁の順序が狂っていること。折丁単位での入れ違い、別丁の貼り込み箇所のミスなどによる。丁合いミス。

リッチブラック
ブラック【K】100%だけではなく、他の色を掛け合わせて表現されたことにより、深みのある黒のことをいいます。

リーフレット[leaflet]
ペラもの、あるいは2つ折り程度の印刷物。説明書、案内書など

リンク[link]
1→QuarkXPressやPageMaker、Illustrator上に配置される画像を元のファイルと連携させること。オブジェクトがリンクされた状態では、アプリケーション側からその画像ファイルを開いて修正や更新が行える。2→ハイパーリンク

輪転印刷機(りんてんいんさつき)[rotary press]
枚葉式と長巻式があり、一般に長巻式輪転印刷機をいう。円筒型の版胴・圧胴の間に紙を通して印刷する形式である。オフセット印刷機のほとんどはこの形式で、円筒形の版胴に対して円筒形の圧胴で加圧して印刷する方式である。オフ輪。

ルビ[ruby]
漢字の読みを示す振り仮名の俗称。本来は活字の大きさを宝石名で示した名称の1つでポイント換算で約5.5ポイント。小さい活字のために平仮名、カタカナしか造られず、5号活字対応の振り仮名専用活字の代名詞となった。すべての漢字に振り仮名を付ける「総ルビ」と、特定の文字のみに付ける「パラルビ」とがある。QuarkXPressでは【スタイル】→【ルビ】でフォント、サイズ、文字の変形などを任意に設定できる。InDesignでは【文字】パレットメニュー→【ルビ】→【ルビ設定】でルビの種類、位置、揃え、フォント、文字サイズ、カラーなどを任意に設定できる。PageMakerでは【編集】→【ルビ/縦横中/傍点/合成文字】→【ルビ】で指定する。→モノルビ、グループルビ

ルーペ[lupe]
集版作業で分解ネガや平網、遮光テープなどを貼り付けるのに使う透明なフィルム。ベースフィルム。

レイアウト[layout]
グラフィック紙面のために、文字、記号、絵、イラストレーション、写真などの構成要素を、内容と目的に従って、効果的に美しく配置すること。または配置したもの。割り付け。

レイヤー[layer]
1→Illustratorや、Photoshop、PageMakerでは、透明のフィルムを重ねるような感覚で複数のレイヤーを作成して作業することができる。オブジェクトの種類ごとにレイヤーを変えたり、レイヤーの非表示(非出力)にしたりすることができる。2→ISO(国際標準化機構)が定義したOSI(Open Systems Interconnection、開放型システム間相互接続)の7階層モデルは、データ通信システムのレイヤー(階層)構造プロトコルの国際標準として参照され、インターネットのTCP/IPプロトコルを用いている場合でも、7階層参照モデルの用語が使われたことがある。7階層は、第1層から順に物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層で構成されている。最近は、例えば「第2層」も「レイヤー2」も同じように用いれられる。

レタッチ[retouch]
製版の中での集版工程。本来はネガやポジのフィルムを修正する作業のことを指し、コントラストや色調を補正したり、傷を消すことなどをいう。

レベル補正(れべるほせい)
ヒストグラムを変更し画像の明るさなどを調節すること。もっとも暗い場所、もっとも明るい場所、その中間を調節し、画像を補正する。

露出(ろしゅつ)[exposure]
感光材料(フィルムなど)に露光する光量のデータ。露出するための操作自体を露光と呼ぶこともあるが、一般的に露出といえば、そのデータを指すことが多い。シャッタースピードと絞り値の組み合わせのこと。暗い場所では長時間の露光が必要になり、明るい場所ではその逆に絞り込んだりシャッタースピードを短くしたりする。ただ露出とは露光量のことではないので注意。たとえば1/250秒でF5.6の露出であれば、シャッタースピードをプラス1の1/125にしても絞りをマイナス1のF8にすれば露光量は同じになるが、光量は同じでも写真の描写が変わってくる。

ロゼッタ
ロゼットとも呼ばれる。CMYK版の網点を印刷で重ねたときに印刷物に必ず現れる亀甲模様のこと。網点よりも大きな模様となることがあり色の滑らかさを損なう。モアレとは異なる。→モアレ


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渡り(わたり)
見開き2ページとした時の、右ページ版面の右端から、左ページ版面の左端までの寸法。

割り付け(わりつけ)
1→レイアウト2→PageMakerで他のアプリケーションで作成したテキストやグラフィックをページ上で配置するためのコマンド。【ファイル】→【割り付け】によりページ上で割り付けられたオブジェクトについては、PegeMakerの文書ファイルと元ファイルとの間はリンクされ、元ファイルの修正によってPegeMaker上でもオブジェクトが更新される。


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